No.56 ☆ 東日本大震災から6ヶ月が過ぎて・・・・
9月5日号のおわりに 朝顔のつるを右巻きに巻き直してみると記した通り実行してみたのですが 本能的に左巻きに戻ろうとするようで ストレスが溜まって元気がなくなったので元に戻しました。日本の朝顔は遺伝的に左巻きというのが特性のようです。
東日本大震災から9月11日で6ヶ月の時が経過しました。折しも今年の9月11日はアメリカ同時多発テロから10年目ということもあり 新聞 テレビ 雑誌などで特集が多く組まれていました。人的災害 自然災害 いずれにしても悲惨な光景はあらためて見るのもつらいものですが 風化させることは出来ないので節目ごとに思い起こすことも必要なことです。
東日本大震災も6ヶ月が経って いろいろなデータも整理されてきています。今回の地震 津波に関しての当初の政府関係者や地震研究者の「想定外」発言に対して では想定はどんなものだったのかという解説も掲載されていました。
政府の地震調査委員会が3月11日以前に想定していたのは 「宮城県沖で30年以内に99%の確率で マグニチュード 7.5程度の地震が発生する」というものだったそうです。この想定でも大地震なので 関係者も皆 納得の数字だったようです。少なくとも 2004年のインドネシア スマトラ沖のM 9.1 レベルの地震や津波は来ないものと考えていたようです。
このマグニチュードの7.5と実際の9.0の想定の差というと 実に地震の規模では180倍の差になるとのことです。1995年に起こった阪神・淡路大震災との比較でいえば 1450倍の規模の差ということだそうで 関東大震災(1923年 M 7.9)とは45倍の規模の差になるとのことです。
他にも気になった数字を紹介しておきます。全国の研究者が集まった 東北地方太平洋沖地震津波合同調査グループによると 今回の津波痕は20m超えの高さを記録した地域だけでも290km以上にわたるという報告。津波そのものの高さが機器による観測値として 史上最高の9.3m以上を福島県相馬市の気象庁の検潮所(けんちょうしょ)で観測されたこと。
国土地理院が衛生画像などの情報から解析した津波の浸水面積は561平米(4月18日現)でこれは 琵琶湖の面積の約8割にあたること。宮城県牡鹿半島(おじかはんとう)が5.3m東に動き 1m以上沈降したこと。海底観測では東北大学の調査で東に31mの移動を観測していること。
海洋研究開発機構の潜水調査船「しんかい6500」による幅1m深さ1mほどの亀裂が80m以上にわたって観測された画像が公開されたこと。最大余震がM 7.7 の規模で起こったこと(3月11日)しかも震源地が茨城県沖であったこと。 7月10日に7.3規模の余震がまだ発生しているということ。
などなど 信じられない数字が事実として残ってしまいました。あらためて東日本大震災の地震と津波の規模のスゴさに驚かされます。起こったことは事実として これからは復興にむけて力を注いでいくしかありません。ただ2004年のスマトラ沖の余震として3年後に M 8.5 5年後に M 7.5の地震が起きている事実から まだ大きな余震の可能性があることを忘れてはいけません。
発光システム研究会 こぼれ話
2011.9.20号
原稿担当:(財)日本染色検査協会
竹中 直(チョク)
追記:
10月21日(金)に東京ではじめて発光システム研究会が開催されます。蓄光の基礎的な話や蓄光サインの防災との関わりなどの勉強会となります。
筆者のこぼれ話の解説もありますので興味のあるかたは 是非ご参加ください。ちょっと蓄光に関心のある方や蓄光について知りたい学生さんも歓迎です。